イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、
生ハムの情報や、スペインの歴史、旅に関する
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豚のモモ肉を塩漬けし、その土地独特の風土に合わせて熟成させる生ハムは、
国や地域によってその味わいを変化させます。
特に口の中で脂が溶け、芳醇な香りが広がるスペインの生ハムは、適度な塩気と奥深い味わいが特長。
その味はワインにピッタリとマッチし至福のおつまみになります。
今回は、スペインワインと生ハムとのペアリングのポイントをご紹介します。
■ワインの選び方のポイント
「生ハムはお肉だから、赤ワインと一緒に頂くのがベスト!」と決めつけてはいませんか。
ハモン・イベリコのような脂が多く深い味わいを持つ生ハムは、赤ワインがおすすめ。
一方ハモン・セラーノのような白豚を原料とするあっさりとした味わいの生ハムには、
飲み口があっさりとした軽めのワインを選ぶことにより、美味しさの相乗効果がもたらされます。
またハモン・セラーノの場合、夏場などは爽やかな飲み口のスパークリングワイン、
ホームパーティーなど華やかで人が集まる場にはロゼなどと合わせて食べるのも良いでしょう。
生ハムに合わせるワイン選びに迷ったら、以下のポイントを意識して絞り込んでみてください。
□生ハムの熟成期間や品格でワインを選ぶ
ワインを選ぶ際、熟成期間に合わせる方法があります。
チーズはその熟成期間に応じてワインを選ぶことが多いですが、
生ハムも熟成期間や品格に合わせて、ワインをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
長く熟成された生ハムは凝縮された旨みや、マイルドな塩味が特長。
深い味わいのワインとよく合い余韻までじっくりと楽しむことができます。
一方短期熟成の生ハムは、口の中で旨みが広がりつつも何枚でも食べられるほど軽いものがほとんど。
フレッシュな果実味が魅力の早飲みタイプのワインとよく合います。
□生ハムの産地でワインを選ぶ
同じ風土で育ったワインと食材なら相性はばっちり。イタリア産の生ハムなら、
現地でも定番のスパークリングワインにぴったりです。
スペイン産の生ハムには、スペインを代表する赤ワイン、テンプラニーリョなどと合わせてみてはいかがでしょうか。
□生ハムの料理方法でワインを選ぶ
生ハムは薄く切りそのままで食べても絶品ですが、他の食材との相性も良く、料理にして頂くこともよくあります。
◇果物と合わせる
噛むほどにコクと旨味が広がる生ハムは、フルーツともよく合います。
メロンや柿といったジューシーで甘味のあるフルーツに生ハムを乗せて頬張れば、塩気と甘味の絶妙なバランスが生まれます。
あっさりとした辛口の白ワインやデザート感覚でスパークリングワインと合わせるのもおすすめですよ。
◇さっぱりした白身魚と合わせる
白ワイン好きなら、さっぱりとした白身魚のソテーと合わせるのも良いでしょう。
レモンやバターでソテーした白身魚は、生ハムと合わせることで旨みが倍増。
白ワインとの最高のマリアージュを楽しめます。
◇チーズに合わせる
赤ワインが好きな方は、濃厚さをプラスしてくれるチーズとの組み合わせはいかがでしょうか。
チーズに生ハムを巻くのはもちろん、ガッツリと食事も楽しみたい方は、
ピザのトッピングに生ハムを使用してみてください。
焼かれることで生ハムの脂が溶け出し、そのまま食べる生ハムとはまた違った味わいを楽しむことができます。
チーズと合い、まったりとした濃厚さは赤ワインにピッタリです。
いかがでしたでしょうか。
同じスペイン生ハムでも、選び方のポイントを絞るだけでワインはもちろん食事の雰囲気や料理も楽しむことができます。
ぜひ生ハムを召し上がる時は、合わせる飲み物にも少し工夫をしてみてください。
生ハムとスペインワインとの最高のペアリングに出会えるかもしれません。
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
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