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イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、
生ハムの情報や、スペインの歴史、旅に関する【お役に立てる情報】を配信していきます。
フランスやイタリア、スぺインなどのヨーロッパ諸国の生ハムは輸入解禁に伴い、
日本国内においてその消費量は右肩上がりに増え続けています。
本場の地形や風土に合わせて製造された生ハムは、
濃厚で香り高く一度食べると虜になってしまう方も多いでしょう。
日本ではあまり見かけませんが、スぺインでは原木のままの生ハムが販売されており、
いつでも生ハムを食べられるよう家に常備している家庭も多くあります。
最近では日本でもネットショッピングなどで原木を購入できる機会が増えましたが、
まだまだ日本では既にスライスされパック状になった生ハムが主流。
そこで今回は、原木の生ハムとスライス済の生ハム、
どちらの方が美味しいのか比較してみました!
■原木の生ハムとスライス済の生ハムどっちが美味!?
最近では真空パックの技術が進歩し、切りたての味に近い生ハムを楽しめるようになりました。
とはいえやはり原木の生ハムの方が、切りたてならではの香り・風味を感じられます。
生ハムは原木から切り出し空気に触れることで香りが出るため、
スライス済みの生ハムと比較すると差を感じる場合もあるでしょう。
しかし香りや風味にまでこだわる生ハムショップであれば、
切りたての生ハムをすぐに真空パックするため、
原木と相違ない香り・味わいを楽しめるでしょう。
スライス済の生ハムを購入する場合は、生ハムにこだわるショップを選びましょう。
■温度を利用してより美味しく!
脂が乗った生ハムは、常温に戻し脂を柔らかく馴染ませてから食べるのがオススメです。
パリでは生ハムを保温するお皿に乗せて提供してくれるお店もあります。
スライスした生ハムも常温に戻すことで脂が溶けだし、より美味しくお召し上がり頂けますよ。
■生ハムを美味しく食べるには保存も大切!
生ハムの本場スペインでは、切り方によってその味が変わってしまうと言われています。
スぺインでは「コルタドール」と呼ばれる生ハムカットを仕事にする職人がいるほど、
切り方には重点が置かれています。
しかし美味しく生ハムを食べるためには切り方だけではなく、
保存・保管にも気を付けなければなりません!
ご自宅で原木を保管する時、スライス生ハムが余った時はぜひ参考にしてくださいね。
□原木保管の注意点
原木の場合、空気に触れるカット面から乾燥が進みます。
乾燥が進んでしまった生ハムは固くなり、まるでジャーキーのよう…。
乾燥を防ぐためにはカット後の断面を脂でカバーしておきましょう。
また日本の夏はスペインと違い高温・多湿。
熟成が進んでしまうこともあるので、保管湿度・温度にも気を配ると良いでしょう。
□スライス生ハムの注意点
スライスされた生ハムは真空パック包装されています。
真空パックは適切な条件下のもと保管することで生ハムの酸化・劣化の進行を和らげてくれます。
しかし高い温度下で保管をしてしまうとパック内の空気が蒸れてしまい、
生ハムの劣化・熟成が進んでしまいます。
また薄くスライスされている生ハムは、
開封後空気に触れてしまうとすぐに酸化が進んだり、硬くなってしまいます。
余ったスライス生ハムを保管する場合はできるだけラップに生ハムを密着させ
空気が入らないように巻くと硬化を防げますよ。
切りたてのライブ感も相まって、
やはり生ハムは原木の切りたての方が香り高く美味しくいただけます。
しかし家庭の場合、原木を用意するのはなかなか難しいもの。
スライス生ハムを選ぶのであれば
品質管理を徹底した生ハムにこだわるショップをお選びくださいね。
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
https://www.iberico.co.jp/
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