イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、生ハムの情報や、スペインの歴史、旅に関する【お役に立てる情報】を配信していきます。
地中海地方に起源を持ちスペイン西部地方のみに生息するイベリコ豚。 黒い脚と爪を持つイベリア種という、スペイン原産の黒豚です。その容姿からスペインでは「黒い脚(pata negra)」とも表現されています。 紀元前よりその生産は行われ、高級品としてスペイン国内でも重宝されている文化的な要素が強い食材です。
イベリコ豚を原料とするハモン・イベリコは、 原料となるイベリコ豚の放牧期間や与えられた飼料によってそのランクが変わります。 中でもドングリをたっぷり食べて育ったイベリコ豚はベジョータと呼ばれ、ベジョータを原料として作られたハモン・イベリコは、特徴的な香りととろけるような脂の甘味を持ちます。 その味わいは、他の生ハムでは味わうことの出来ない特別な一品です。
ハモン・イベリコの原料として有名なイベリコ豚ですが、 イベリコ豚は生ハム以外にも世界の美食家をうならす食材を作り出します。 今回はイベリコ豚の加工品をご紹介します。 生ハム以外にも魅力的な加工品がたくさんありますので、ぜひご一読くださいね。
■イベリコ豚の加工品
□ウインナー イベリコ豚特有の甘みのある脂身が凝縮された贅沢な加工品。 ウインナーを割った時に滴り落ちるその脂は、しつこさを感じることがなく上品な風味を感じることができるでしょう。
□ベーコン イベリコ豚から作られるベーコンは、生ハムの旨味とベーコン本来のジューシーさを掛け合わせた、柔らかくとろけるような新食感を楽しむことができます。 ハモン・イベリコのようにワインと合わせるのはもちろん、ビールやハイボールとの相性も抜群です。 お料理の一品としてそのまま食卓に並べるだけでもその存在感は圧倒的。 少しだけあぶってオードブルとして、カリッと焼いてサラダのトッピングとして、様々な触感と味わいを楽しむことができます。
□チョリソー イベリコ豚を原料とし、パプリカなどの香辛料と一緒に作り上げたチョリソーは、ハモン・イベリコとはまた違ったイベリコ豚の美味しさに気づかされます。 本場スペインのチョリソーは、イベリコ豚の中でも最高ランクの「ベジョータ」からとれる肉を使用。
スペインではポピュラーな香辛料であるパプリカをその肉に加え熟成させて作り上げます。 香辛料のアクセントとイベリコ豚特有の香りが他の食材にはない味わいのハーモニーを作り出します。
□ロモ・イベリコ・ベジョータ イベリコ豚のロース肉を使用した加工品にロモと呼ばれるものがあります。ロモはサラミの一種ですが味や食感はサラミよりも生ハムに近いと言われています。 ロース肉特有の柔らかな口当たりとイベリコ豚が持つ強い旨味がたまりません。
■番外編・イベリコ豚のしゃぶしゃぶ
加工品とは少し異なりますが、イベリコ豚のお肉をしゃぶしゃぶとして頂く食べ方もあります。
「そんな贅沢な食べ方があるのか!?」と耳を疑いたくなりますが、さっとしゃぶしゃぶしたあとに、ポン酢ではなく塩を少しつけて食べると、イベリコ豚そのものの素材のおいしさをより一層お楽しみいただくことができるでしょう。
イベリコ豚しゃぶしゃぶの楽しみは最後まで続きます。融点の低いイベリコ豚の脂(オレイン酸)が、たっぷりと溶け込み旨味が凝縮された出汁で作るおじやは絶品そのもの。 機会があればぜひイベリコ豚のしゃぶしゃぶもお試しくださいね。
”イベリコ豚=生ハム”というイメージが強いですが、その独特な風味と凝縮された旨味は生ハムのみならず、様々な加工品でその味わいを変化させます。 ソーセージやサラミ、チョリソーなど豚肉に代表される加工品は、イベリコ豚を原料としても製造がなされています。
しかしその味は通常スーパーで販売されているそれとは全く違う味わいを感じることとなるでしょう。 インターネットなどでもお取り寄せができるので、ぜひ機会があればイベリコ豚を原料とした加工品も試しに召し上がってみてくださいね。
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
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