イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、
生ハムの情報や、スペインの歴史、旅に関する【お役に立てる情報】を配信していきます。
大手チェーンの和風居酒屋が低迷や若者のアルコール離れが進む一方で、
ワインの需要拡大とともにバル業態が人気を高めてここ数年。
小皿で提供され、一品料理の価格が安く、一度に多くの料理を楽しむことができる点は、
女性の需要を大きく取り込んでいるようです。また、ワインの種類を数多く揃えるだけではなく、
近年では肉バルや海鮮料理専門の魚介バルなど、趣向を凝らしたコンセプトや料理メニューの多様化が進んでいます。
バルの中には、手軽にワインとのマリアージュを楽しむことができる生ハムを用意しているお店がほとんどでしょう。
しかし一口に生ハムと言ってもその種類は様々。
今回は前回に引き続き、生ハムの選び方「バル編」をお伝えします。
■生ハムの選び方(バル編)
せっかく生ハムを食べるのであれば、その旨味を存分に味わえるお店を選びたいもの。
バルの本場スペインさながら、バルで生ハムを楽しむためには、生ハムに精通しているお店を選ぶところから始まります。
生ハムと一口に言ってもその種類は様々。スペイン産のハモン・イベリコやイタリア産のプロシュート・ディ・パルマなど
世界三大生ハムと呼ばれる生ハムは塩漬けしたものを乾燥させて熟成させて作られます。
さらにその土地ならではの自然環境が独自の風味をプラスしてくれます。
乾燥・熟成の工程を経た生ハムは、豊富なアミノ酸により、
口の中に含んだ瞬間に旨味が広がる味わいを提供してくれます。
一方で日本で生産されている多くの生ハムは、添加物を加えて塩漬けし、
調味液で燻製風味プラスしたものがほとんど。
そのため、ハモン・イベリコやプロシュート・ディ・パルマと比較すると水分量が多く、
その分旨味も比較的控えめになります。中には少し塩気の強い生ハムに当たることもあるでしょう。
添加物や調味料で作られた国産の生ハムは安価で扱いやすいメリットがあります。
そのため、日本の多くのバルでは日本で製造された国産の生ハムが提供されています。
もちろん、味の好みは人それぞれ。
人によっては国産の上記製法で製造された生ハムの方が美味しいという方もいらっしゃるでしょう。
とはいえ、もしスペインやイタリアなど本物の生ハムを食べたい場合は、
本場の生ハムを取り扱っている店舗をチョイスする必要があります。
本場のスペインやイタリアの生ハムを取り扱っているバルは、とてもたくさんあるわけではありませんが、
インターネットなどで調べれば本場の生ハムを提供しているバルを見つけることができるでしょう。
■本場スペイン
バルの本場と言えばスペイン。
バル通の方は、本場スペインまでその味や雰囲気を楽しみに足を運んだ経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本場スペインでは、食事をした際に出たごみは床に落とす習慣があります。
そのため、繁盛しているお店ほど口を拭いたナプキンやエビのシッポが床に散乱しています。
最初はその光景に驚くかもしれませんが、2軒目、3軒目とお店を重ねることに、その雰囲気を楽しむことができるでしょう。
観光客はもちろん現地の人で賑わうバルは、その美味しさもお墨付き。
生ハム以外にもパエリアやアヒージョ、タパスなど絶品のスペイン料理も楽しむことができますよ。
スペインに旅行された際、お店を選ぶ時は、ぜひバルの床に注目してみてくださいね。
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
|