イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、
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■イベリコ豚とは?
イベリコ豚とは、スペイン原産の豚であるイベリア種100%純血、もしくはデュロック種を交配させた豚(イベリア種50%以上)のうち、スペイン政府が認証した豚を指します。
黒い脚と爪を持つ個体が多く、スペイン語で「黒い脚(pata negra)」ともよばれています。
イベリコ豚は、一般的な食用に改良された白豚とは異なり、その血統を守られた原始的な品種の豚です。
イベリコ豚の飼育方法は通常の白豚とは異なり特徴的です。
成長期にコルク樫の原生林に放牧され、自然の中を自由に動き回りドングリはもちろん、
ハーブや野生のきのこ、草の根などを食べて育ちます。
豚舎の中で穀物を与えられて育った豚とは異なり、放牧を通じて鍛えられた筋肉を持つイベリコ豚は、
赤身に豚とは思えない霜降りが入り、口の中でとろける肉質を持ちます。
またその風味はナッツを連想させ、肉の臭みを一切感じさせません。
ドングリの栄養をベースにしたオレイン酸はもとより、体内の肉や脂肪に高濃度の抗酸化物質やビタミンB・Eを蓄積。
歩くオリーブとも称され、栄養学の観点からも注目があつまる豚です。
日本でも「ドングリを食べて育った豚」として話題になり、今では国内でも知名度の高い品種の1つです。
そんなイベリコ豚ですが、実は放牧や与えらえる餌によって厳密にランクが分けられています。
イベリコ豚の中でも、ドングリではなく飼料や穀物で育った豚もいます。
イベリコ豚を食べるには、ランクを知っておくことが不可欠です。
次にイベリコ豚のランクをお伝えします。
■イベリコ豚のランク
イベリコ豚のランクは大きく4つに分けられます。
□レアル・ベジョータ
レアル・ベジョータは、希少と言われるイベリコ豚の中でもたった2%しか存在しません。
イベリコ豚の中でも最上位に位置付けられるレアル・ベジョータは、希少価値が高く高値で取引されています。
日本でレアル・ベジョータを手に入れるには、イベリコ屋からのルートだけ。
レアル・ベジョータの飼育には、
次に紹介するベジョータの厳しい条件に加え、下記飼育方法、条件がさらに加わります。
- 約4カ月の放牧期間
- 1㎢あたり最大2頭までの飼育
- 100%純潔のイベリカ種
- 放牧期間中に約170kg以上の体重に育つ
レアル・ベジョータの深く芳醇な味わいは、他のどんなイベリコ豚の生ハムでも真似できない本物の一品です。
□ベジョータ
ベジョータは、日本におけるイベリコ豚のイメージに最も近いランクの豚です。
ベジョータランクの豚は、デエサと呼ばれる広大な樫の木の森でどんぐりや自然の草木を食し、成長します。
3か月間の放牧の後、放牧期間前と比較して50%以上の体重増し、かつ肉質がベジョータの基準をクリアしたもの、他の飼料を与えられることなく屠畜されたイベリコ豚だけにベジョータのランクが与えられます。
ベジョータは貴重なイベリコ豚全体の中でも約10%しか存在しません。
ベジョータランクでも十分に貴重で厳選された素材ということがうかがえます。
□セボ・デ・カンポ
ベジョータと同様、デエサで放牧され、どんぐりや自然の草木を食べて成長します。
しかし、ベジョータ基準の肉質をクリアできなかったものや、
モンタネラ前と比べ体重増加が50%未満で、体重を補うため自然飼料を追加で与られた豚は
セボ・デ・カンポランクの豚となります。
□セボ
セボは、穀物飼料だけで肥育されたイベリコ豚のこと。
セボの中でもドングリのシーズンを外して野外で飼育された豚(セボ・エクステンシーボ)と
豚舎など限定された環境で飼育された豚(セボ・インテンシーボ)の2種類にがあります。
イベリコ豚を原料にした生ハムを購入・食す時は必ずこのランクにも注目してみてください。
どのランクの生ハムもそれぞれの良さがあり、ランクによっての違いを楽しむことができます。
中でも本物のイベリコ豚の生ハムを食したいという方は、
当社だけが販売している「レアル・ベジョータ」をぜひご賞味くださいね!
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
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