|
イベリコ豚専門店イベリコ屋です。
イベリコ豚はもちろん、
生ハムの情報や、スペインの歴史、旅に関する【お役に立てる情報】を配信していきます。
■イタリアの肉製品は持ち込み禁止!?
イタリアへの旅行は、自然豊かな風景に美しい歴史感じる建築物や美術品、
心弾む観光スポットなど見所満載。
またイタリア旅行の楽しみの1つと言えば、本場のイタリア料理ではないでしょうか。
イタリア料理は国連教育科学文化機関の無形文化遺産にも登録されている世界が認めた料理。
日本にも数多くのイタリア料理店がありますが、やはり本場の味も堪能したいですよね。
イタリア料理には、カツレツやミネストローネ、
アクアパッツァなど日本でもお馴染みの料理がたくさんありますが、
旅行に行った際は、ぜひチーズや生ハムなど、
昔ながらの製法で製造されている加工品にも注目してみてください!
最近では本場のチーズや生ハムも日本のスーパーで陳列されるようになりましたが、値段は少しお高め。
また本場イタリアに比べると種類も限定されています。
イタリアのスーパーに並ぶ生ハムは、まさに圧巻。
様々な種類の生ハムやサラミがあるので、
イタリアワインやチーズと一緒にホテルで食べるのも良いでしょう。
スーパーで手軽に購入できることもあり、お土産にも購入したくなっちゃいますよね。
□生ハムの持ち込みは「検査証明書」が必要。
検疫が必要な肉やハム・ソーセージなどの肉製品をイタリアから持ち込む場合は、
輸出国政府機関発行の検査証明書が必要です。
しかし残念なことに、お土産や個人消費用の生ハムには
検査証明書が添付されて販売されているケースはほとんどありません。
個人消費だし、少しぐらいなら…と思われている方もいるかと思いますが、
2019年4月22日から海外からの畜産物の違法な持込みへの対応が厳格化されています。
お土産だったとしても手荷物の中に、輸入申告のない肉製品などの畜産物が確認された場合、
悪質なケースは罰則の対象になることも。
免税品店の販売員さんから日本に持ち込みできると言われた商品であっても、
やはり「検査証明書」の添付がない生ハムは日本に持ち込むことができません。
また2020年7月1日の家畜伝染病予防法改正に伴い、
畜産物の違法な持込みをした場合「3年以下の懲役または300万円以下の罰金」
と罰則内容がさらに厳しくなりました。
参考:動物検疫所
参考:動物検疫所(肉製品などのおみやげについて)
■なぜ肉製品の持ち込みが禁止されているの?
海外から日本に肉製品の持ち込みを禁止する理由は『家畜伝染病が侵入するのを防ぐため』です。
多くの国で口蹄疫やASF(アフリカ豚熱)などの家畜の病気が発生しています。
おみやげや個人消費用のための肉製品や動物由来製品は検査証明書の取得が難しいため、
日本へ持ち込むことを禁止にしているのだそうです。
実際に2019年4月に畜産物の違法な持込みが厳格化された背景には、
2019年1月に中国から持ち込もうとしたお土産のソーセージから、
ASF(アフリカ豚熱)のウイルスが検疫で発見されたから。
生きたASF(アフリカ豚熱)が国内で発見されたのは初めてだったそうです。
このような経緯・背景もありイタリアを含むヨーロッパからの生ハムなどの肉製品の持ち込みは禁止されています。
美味しい本場の生ハムを日本でも食べたい!と多くの方が思われているかと思いますが
せっかくの旅行の余韻に浸るためにも、日本への生ハムの持ち込みは控えるようにしてくださいね。
■イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置
またイタリアの豚肉輸入に関する最新情報では、
イタリアのピエモンテ州の野生イノシシにアフリカ豚熱(ASF)の発生が確認されたそうです。
そのため、1月8日にイタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置を講じています。
日本国内で飼養されている生きた豚がウイルスに感染することを防止する目的のもと、
イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置が取られたとのことでした。
参考:農林水産省
ヨーロッパなどから日本に肉製品を輸入する場合、
病原菌などが発見された感染国からの輸入は認められていません。
感染病が発生していない洗浄国とよばれる国から輸入しています。
また通関の時に感染病を保有しない安全な肉製品ということを証明する
「衛生証明書」を動物検疫所と食品検疫所に提出します。
そのため、日本国内で販売されている生ハムは安心してお召し上がり頂けます。
本場イタリアでは、ご当地だけの限定グルメとして旅行期間中に思う存分お楽しみくださいね!
贈り物や、自分へのご褒美にぜひ
https://www.iberico.co.jp/
<前の記事 次の記事> |
|